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冷蔵庫の傷トラブルは、引越しではかなり多い部類に入ります。
ただし、冷蔵庫の場合は「どこに傷が入ったか」で、補償内容・修理対応が大きく変わるため、知らないと話がこじれやすいのが特徴です。
この記事では、冷蔵庫に傷が入った場合の補償について、業界の実情ベースで分かりやすく解説します。
以下の対応はまずありません
実際の補償は...
修理できる部分は「修理」
無理なら「時価額」での示談
「前面」か「側面」か。この違いが運命の分かれ道です。
対応:部分交換修理
右の観音扉が凹んだ、引き出しに傷が入った、ガラストップが割れた。
これらは「部品ごとの交換」が可能です。冷蔵庫丸ごとではなく、破損したパーツだけを取り寄せ、メーカーの作業員が交換に来ます。
対応:全損扱い(修理不可)
ここが一番揉めるポイントです。冷蔵庫の箱(ボディ)は一体構造のため、側面だけの交換ができません。
結果、目立つ傷や凹みが入った場合は「修理不可=全損」として扱われます。
「側面が凹んだから全損?じゃあ新品になるの?」
残念ながら、そうではありません。
全損の場合の補償は「時価算定額での示談」
新品を買う費用ではなく、「その冷蔵庫の現在の価値」をお金で支払って解決(示談)となるのが一般的です。
冷蔵庫の法的耐用年数は「6年」です。
6年かけて価値がゼロ(または10%)になるとみなされます。
例:20万円の大型冷蔵庫が3年後に全損した場合
補償額は約8万~10万円程度になることが多いです。
「同じランクの新品は買えない金額」になるため、トラブルになりやすいのです。
外見は無事だけど、新居で冷えない。これもよくあるトラブルです。
ポイントは「外傷があるか・ないか」です。
明らかな凹みや強い衝撃痕がある場合、「落下や衝突の衝撃で内部が壊れた」と推測できるため、補償対象になる可能性が高いです。
見た目は無傷で冷えない場合、業者は「内部故障(寿命・経年劣化)の可能性が高い」と判断します。
引越しの振動がとどめを刺した可能性があっても、「引越しが原因である」と証明できないため、補償対象外になるケースがほとんどです。
泣き寝入りしないために、引越し前に以下の3つを必ず行ってください。
冷蔵庫は生活必需品で、無いと生活ができません。
だからこそ、壊れてから揉めるのではなく、事前に補償の仕組みを知っておくこと。
それが一番のトラブル回避になります。

引越し業界歴23年。冷蔵庫の搬入出トラブル、破損事故の示談交渉を数多く経験。利用者が損をしないための知識を発信中。