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「テレビが壊された」補償はどうなる?引越しで一番揉める“テレビ破損トラブル”の現実を解説します

本記事は広告を含みます

引越し後、テレビの電源を入れた瞬間に――
画面が真っ暗、ヒビが入っている、線が走っている。

引越しトラブルの中でも最も揉めやすいケースのひとつが「テレビの破損」です。
特に「有機ELテレビ」「大型液晶テレビ(55インチ以上)」は、破損率が非常に高く、補償を巡って業者ともめるケースが後を絶ちません。

この記事では、テレビが壊された場合、補償はどうなるのか、業界の実情ベースで解説します。

目次:テレビ破損トラブルの現実
結論:新品交換はほぼありません

以下の対応は期待しないでください

  • 新品と交換してもらえる
  • 購入時の金額が全額戻る

実際の補償は...

「時価額(現在の価値)」での現金示談

※ 修理費が時価を超える場合は「全損」扱いとなり、時価額が上限となります。

💰 「時価額」はどうやって決まる?(減価償却の罠)

「時価」とは、購入価格ではなく「経年劣化を引いた現在の価値」のことです。
テレビの法的耐用年数は一般的に「5年」を目安に計算されます。

新品購入
価値 100%
1年後
価値 80%
3年後
価値 40%
← 価値は半分以下に
5年後
価値 10%(底値)

例:10万円で買ったテレビが3年後に壊れた場合
補償額は約3万~4万円程度になることが多いです。
「これでは同じテレビは買えない」と揉める最大の原因がここにあります。

🚗 車の事故で例えると分かりやすい

もし、あなたが「5年乗った中古車」で追突事故に遭ったとします。
車が全損になった場合、保険会社は「新車の代金」を払ってくれるでしょうか?

答えは「NO」です。
払われるのは、あくまで「事故時点での車の価値(時価)」までです。

引越しのテレビ破損も、これと全く同じルール(民法上の損害賠償)が適用されます。
「壊されたんだから新品にしろ!」という気持ちは痛いほど分かりますが、法律・約款のルール上、それは「焼け太り(利益を得ること)」とみなされ、認められないのです。

1. なぜテレビは引越しで壊れやすいのか

特に破損が多いのは「有機ELテレビ」と「大型液晶テレビ」の2種類です。理由は明確です。

「運搬中は無事に見えても、設置後に電源を入れたら破損が発覚する」ケースが非常に多いのが特徴です。

2. テレビの「画面割れ・液晶割れ」は修理できる?

結論はシンプルです。修理方法は「パネル交換」しかありません。

これらはすべて、内部パネルごとの交換になります。
そしてこのパネル交換が、「修理費が非常に高額(機種によっては新品購入より高い)」という問題を抱えています。

3. 「修理不可の全損扱い」になるケース

修理費が本体価格(時価)を上回る場合、実務上は「修理は現実的ではない」と判断され、「修理不可=全損扱い」になるケースが少なくありません。

⚠ 全損=新品補償ではありません

ここが一番揉めるポイントです。全損と言われると「新しいのを買ってくれるの?」と思いがちですが、現実は違います。

代わりに行われるのが
「時価算定額での示談」です。

購入からの経過年数、使用状況、市場価値を考慮し、「今そのテレビにいくらの価値があるか(減価償却後の価格)」で金額が決まります。
高額なテレビほど、「思ったより補償額が安い…」と感じるケースが多いのが現実です。

4. なぜここまで揉めるのか

理由は単純で、利用者と業者の認識に大きなズレがあるからです。

所有者(あなた)
「壊されたのだから、
新品にしてほしい!」
引越し業者
「法律上、時価以上の
補償義務はない」

この認識のズレが、テレビ破損トラブルを長期化させます。

5. 古いテレビは要注意【補償されないケース】

特に注意が必要なのが、年数が経ったテレビです。

よくあるケース:
引越し前は映っていたが、新居で電源が入らない(外傷なし)。

この場合、業者側は「経年劣化の可能性が高い」として扱うことが多く、補償対象外になるケースが少なくありません。
実際、コンセントの抜き差しによる基盤への負荷や、電源部品の寿命は「移動が原因かどうか証明できない」ためです。

6. テレビ破損トラブルを防ぐために必ずやること

泣き寝入りしないために、引越し前に以下の3つを必ず行ってください。

まとめ:テレビ破損は「一番揉める」と心得る

テレビは高額で、しかも生活必需品なので感情的になりやすい家電です。
だからこそ、「壊れてから知るのではなく、壊れる前に知っておく」
それが一番のトラブル回避です。

引越しのプロフェッショナル【ミスターS】
この記事の監修者 元引越しセンター 部長 S

引越し業界歴23年。数々のテレビ破損トラブルと補償交渉の現場を経験。業者側の補償ロジックを知り尽くした立場から、利用者が損をしないための知識を発信。

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