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「荷物が想定より多いので追加になります」「時間が押したので延長料金です」
引越し当日、作業員からこう言われたら動揺してしまいますよね。しかし、その請求のほとんどは「支払う義務がない」ものです。悪質な業者は、引越し当日の「断れない状況」を利用して不当な利益を得ようとします。
この記事では、業界歴23年のプロが「標準引越運送約款」を盾に、あなたの財布を守る方法を伝授します。
💡 プロの結論:見積書にない請求は「無効」です
標準引越運送約款 第9条により、
「見積書に記載のない金銭」を請求することは原則禁止されています。
素人の方が特に騙されやすい、代表的な不当請求パターンです。これらは原則として支払う必要がありません。
訪問見積もり済の場合、荷物量の算定ミスはプロである業者の責任です。約款上、積み残しや追加料金は認められません。
引越しは「時間制」ではなく「請負(作業の完了)」の契約です。渋滞や作業遅延は業者のリスク範囲内です。
「終わらないから応援を呼んだ」のは業者の手配ミスです。事前に顧客の承諾がない限り、人件費は請求できません。
建物を保護する養生は「運送の安全を確保するための基本作業」であり、特殊な資材を使わない限り基本料金に含まれます。
高速道路を利用するかどうかは見積もり時に決定します。当日勝手に高速に乗り、後から請求するのは契約違反です。
「慣習ですので」と強要してくる業者がいますが、義務は一切ありません。サービスの対価は料金に含まれています。
標準引越運送約款では、キャンセル料は「前々日(2日前)」まで無料です。「1週間前から発生する」という独自規定は無効の可能性があります。
業者が最も嫌がる言葉、それが「標準引越運送約款(ひょうじゅんひっこしうんそうやっかん)」です。国土交通省が定めたこのルールを知っておくだけで、交渉力は格段に上がります。
「当店は、見積書に記載した荷物の受取引渡しの場所、荷物の量等に基づき算出した運賃等を請求します」
つまり、見積書に書かれていない料金は請求できないというのが大原則です。
もちろん、利用者側に落ち度がある場合や、正当な追加オーダーの場合は支払う義務が発生します。
作業員が強気に出てきたら、喧嘩腰にならず、冷静にこのスクリプトを読み上げてください。
「見積もりの段階で合意した金額以外は支払えません。
標準引越運送約款に基づき、見積書に記載のない追加請求は拒否します。」
「わかりました。では今すぐ消費生活センター(188)と御社の本社に電話して確認します。
トラブルになりますので、担当者のフルネームと、追加料金の根拠を書面でいただけますか?」
「言った言わない」の水掛け論を防ぐため、以下の対策を講じてください。
「追加料金のトラブルなんて絶対に嫌だ!」
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引越し業界歴23年。現場で横行する「見積もり外の不当請求」を数多く是正してきた。業者が嫌がる「約款」の知識を消費者に授け、対等な立場でサービスを受けられるよう啓蒙活動を行っている。