「急な仕事が入ってしまった」「転勤が取りやめになった」
引越しを中止・延期しなければならない時、一番気になるのが「いつまでに連絡すればお金がかからないか」ですよね。法律で決まったデッドラインを正確に把握し、無駄な出費を防ぎましょう。
💡 結論:「3日前」が運命の分かれ道
標準引越運送約款では、引越し日の「3日前」まではキャンセル・延期の手数料は無料です。
2日前(前々日)になった瞬間から、運賃の20%が発生します。1日の遅れが命取りです。
引越し当日を「0日目」としてカウントします。日曜日の引越しなら、木曜日がリミットです。
| タイミング | カレンダー例 (日曜引越し) |
キャンセル料 |
|---|---|---|
| 3日前まで | 木曜日 セーフ |
0円(無料) |
| 2日前(前々日) | 金曜日 アウト |
運賃等の 20% |
| 1日前(前日) | 土曜日 アウト |
運賃等の 30% |
| 当日 | 日曜日 アウト |
運賃等の 50% |
※ 2018年の約款改正により、以前は無料だった「2日前」も有料になりました。古い情報に注意してください。
ここが最も誤解が多いポイントです。
「中止するわけじゃなくて、来週にズラすだけだから無料ですよね?」
いいえ、有料です。
業者にとっては「その日に空けたトラックと人員が無駄になる」ことに変わりありません。約款上、延期も解約と同じ手数料規定が適用されます。
自己都合ではなく、天災で引越しができない場合は例外です。
キャンセル料が発生するのは「契約が成立した後」です。
🔁 キャンセルして、もっと安い業者を探す?
3日前までなら無料でキャンセル可能です。
「今の業者は高いかも…」と思ったら、リスクなしで他社と比較できます。
キャンセル料がかかる前に、適正価格をチェックしておきましょう。
一部の業者で「手付金(内金)」を求められることがありますが、標準引越運送約款では「手付金・内金は請求しない」と定められています。
もし支払ってしまっていても、3日前までのキャンセルであれば全額返還を求めることができます。「返せない」と言われたら、約款違反の可能性が高いので消費者センターへ相談しましょう。
A. 引越し業者の「営業時間内」です。留守番電話やメール送信だけでは「通知した」と認められないトラブルになる可能性があります。必ず営業時間内に電話し、担当者の名前を控えてください。
A. キャンセルの場合、無料サービスの段ボールは「買い取り」または「送料自己負担での返送」になるのが一般的です。未使用であれば返送、使用済みであれば実費での買い取りとなります。
引越し業界歴23年。「1日遅れただけで2万円請求された」という相談を数多く受ける。ユーザーが損をしないよう、約款に基づいた正しいキャンセルの知識を啓蒙している。