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温暖な気候で住みやすい静岡県ですが、引越しにおいて日本で唯一の「巨大な罠」があります。
それは「県内で電気の周波数(50Hz/60Hz)が分かれている」ことです。
「東京から持ってきた洗濯機が動かない?」「大阪の電子レンジが使えない?」といったトラブルを防ぐための知識と、防災先進県ならではの「地震・津波への備え」について、業界歴23年のプロが解説します。
💡 静岡引越しの鉄則
エリアによって「電気」と「防災」の意識が変わります。
「引越し先のHz(ヘルツ)を確認する」「ハザードマップ(津波)は必ず見る」「浜松は強風対策」この3つが必須です。
日本の電気は、明治時代の発電機導入の経緯により、東日本が50Hz(ヘルツ)、西日本が60Hzに分かれています。その境界線が静岡県の中央を流れる「富士川」です。
【使えない・壊れるリスク】
最近の家電(インバーター搭載)の多くは「50/60Hz共用(ヘルツフリー)」ですが、古い電子レンジ、洗濯機、蛍光灯照明器具などは片方の周波数専用の場合があります。
異なる周波数で使うと、性能が落ちるだけでなく、火災や故障の原因になります。引越し前に家電の裏側のラベルを確認してください。
| エリア | 周波数 | 電力会社 | 主な都市 |
|---|---|---|---|
| 県東部・伊豆 | 50Hz | 東京電力 | 沼津、三島、熱海、御殿場、伊東、富士宮(一部) |
| 県中部・西部 | 60Hz | 中部電力 | 静岡、浜松、掛川、磐田、焼津、藤枝 |
※ 富士市や富士宮市など、境界線付近では混在している地域もあります。不動産会社や電力会社に必ず確認してください。
静岡県は横に長く、エリアによって文化や経済圏が異なります。
神奈川県に隣接しており、関東圏の文化が強いです。三島駅や熱海駅からは新幹線通勤者が多く、東京のベッドタウンとしての側面もあります。週末は観光客で道路が渋滞しがちです。
県庁所在地の静岡市を中心とするエリア。気候は非常に温暖で、雪はめったに降りません。「おっとりしている」と言われる県民性は主にこのエリアを指します。
スズキやヤマハなどの世界的企業が本社を置く「ものづくりの街」です。愛知県(名古屋)の経済圏に近く、やらまいか精神(やってやろう精神)が根付いています。
冬は「遠州の空っ風」と呼ばれる強烈な西風が吹き、体感温度が下がります。自転車移動は困難なため、車が必須です。
静岡県への引越しで避けて通れないのが「地震・津波」への備えです。
「ひかり」と「こだま」の停車駅が生活の利便性を左右します。

引越し業界歴23年。現場班長から営業主任、マネージャー、部長まで経験。延べ1万件以上の引越し見積もりに関わり、業界の「裏」も「表」も知り尽くしたプロ。現在は「損をしない引越し」を広めるため、WEBメディアで情報を発信中。