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「移住したい県」として大人気の長野県ですが、憧れだけで引越すと冬の厳しさに後悔することになります。
長野の冬は、北海道並みの「水道凍結リスク」と、エリアによって全く異なる「積雪量」が特徴です。
「北信は豪雪、東信は極寒」「ゴミの分別が日本一細かい?」など、長野特有のローカルルールと、東京への新幹線通勤を成功させるための秘訣を、業界歴23年のプロが解説します。
💡 長野引越しの鉄則
長野の生活は「冬」を基準に考えます。
「スタッドレスは4WD推奨」「水抜きの方法を入居日に覚える」「ゴミ出しルールを厳守する」この3つが必須です。
長野県は南北に長く、山脈によって気候が分断されています。「長野県=雪国」と一括りにすると失敗します。
県庁所在地の長野市北部や飯山市、白馬村などは、日本有数の豪雪地帯です。
一晩で数十センチ積もることもあり、「毎朝の雪かき」が日課になります。物件選びでは、駐車場の除雪体制(消雪パイプがあるか、管理人がやってくれるか)が最重要項目です。
【マイナス10℃の世界】
松本市や上田市、軽井沢町などは、雪はそれほど積もりませんが、標高が高いため気温が極端に下がります。
ここで怖いのが「水道管の凍結破裂」です。北海道同様、冬場は夜寝る前や外出時に「水抜き(水落とし)」を行わないと、配管が破裂して高額な修理費がかかります。
中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷エリア(伊那市・駒ヶ根市・飯田市)は、長野県内では比較的雪が少ないエリアです。
積雪は年に数回程度ですが、その分「朝晩の冷え込み」は厳しく、路面凍結は日常茶飯事です。
また、名古屋方面へのアクセスも良く、食文化(ソースカツ丼や五平餅)も独自の発達を遂げています。
北陸新幹線の開通により、長野から東京へ通う「新幹線通勤」が現実的になり、移住者が急増しています。
| 駅名 | 東京までの所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 軽井沢 | 約60分 | 別荘地ブランド。 霧が多く湿気対策が必要。 |
| 佐久平 | 約75分 | 晴天率が高く住みやすい。 大型モールがあり便利。 |
| 長野 | 約90分 | 県庁所在地。 始発駅なので座れる可能性大。 |
※ 定期代は月額10万円を超えます(軽井沢~東京で約12万円)。会社からの補助上限や、自己負担額を事前にシミュレーションすることが重要です。
北陸新幹線の停車駅周辺は、東京へ通う「新幹線通勤」が現実的です。
特に軽井沢や佐久平は東京駅まで約1時間~1時間15分。都内へ通勤する移住者が急増しています。
電車(JR飯田線)は本数が少なく時間がかかるため、南信エリアの足は「高速バス」が主力です。
伊那市や飯田市からは、バスタ新宿(東京)や名古屋行きの高速バスが頻繁に運行しています。
「電車よりバスの方が便利で快適」という、都会とは逆の常識があることを覚えておきましょう。
長野県は「一家に一台」ではなく「一人一台」の車社会です。そして冬の装備にお金をかける必要があります。
長野での生活費や手間に直結するポイントです。
長野県はゴミの減量・リサイクルに非常に熱心です。
多くの自治体で、プラスチック製容器包装の細かい分別や、名前を書いた指定袋の使用が義務付けられています。
「朝8時までに地域の集積所に出す(遅れると回収されない)」というルールも厳格で、「ゴミ出し当番」が回ってくる地域も多いです。
都市ガスエリア(長野市中心部など)以外はプロパンガスが主流です。
寒冷地のため冬はお湯を沸かすのに多くのガスを消費し、追い焚きなどを頻繁に使うと、ガス代だけで月3万円を超えることも珍しくありません。契約前にガス料金の目安を確認しましょう。

引越し業界歴23年。現場班長から営業主任、マネージャー、部長まで経験。延べ1万件以上の引越し見積もりに関わり、業界の「裏」も「表」も知り尽くしたプロ。現在は「損をしない引越し」を広めるため、WEBメディアで情報を発信中。