🔰準備 💰料金 📶ネット 🚨SOS
トップ > 作業中のNG行動

⛔ 引越し作業中にやってはいけないNG行動12選!親切のつもりが「補償ゼロ」の悲劇に

「作業員さんが大変そうだから手伝おう」「子供も興味津々だから見学させよう」
その優しさや油断が、実は引越し作業における最大のリスクです。
実は、あなたのその行動が原因で「保険が下りない」「作業が終わらない」という事態を招いているかもしれません。

業界歴23年のプロが、お客様に「絶対にやってほしくない」と願うNG行動を、リスク別にランキング形式で解説します。

この記事の目次

💡 プロの結論:お客様の仕事は「立ってるだけ」でいい

手出しは無用。指示出しと最終確認だけがあなたの役割です。
良かれと思った手伝いが、万が一の際の「保険金ゼロ」を招きます。

1. 【金銭リスク大】補償が消える!絶対NG行動

引越しには「運送業者貨物賠償責任保険」が適用されますが、あなたの行動次第でこれが無効になります。

NG① 作業を手伝う・一緒に運ぶ

「重そうだから反対側を持ちます」は禁句です。もし手を滑らせて家具を落とした場合、あなたが関与しているため「業者の全責任」にならず、保険が適用されない(補償ゼロ)か、大幅な減額になります。

⚠ 補償対象外リスク:特大
NG② 貴重品をダンボールに入れる

現金、通帳、印鑑、貴金属、有価証券。これらは「標準引越運送約款」で引受拒絶(運べないもの)と定義されています。万が一紛失しても、業者は一切の責任を負いません。必ず手持ちのバッグに入れてください。

⚠ 紛失時補償ゼロ
NG③ 完了確認を適当に済ませる

早く終わらせたくて、トラックの荷台や部屋の壁を確認せずにサインするのは危険です。サインは「全ての作業が問題なく完了した」という証明書です。後で傷を見つけても「サインしましたよね?」と言われたらおしまいです。

⚠ 泣き寝入りリスク:大
NG④ 現金をタンスに入れたままにする

タンス預金(へそくり)は最もトラブルになりやすい事例です。運搬中に引き出しが開いて落ちたり、紛失した場合、それを証明する手立てがありません。「盗まれた」と主張しても証拠がなく、泥沼化します。

⚠ 盗難疑義トラブル

2. 【事故リスク大】怪我や紛失を招くNG行動

プロの現場は戦場です。安全管理ができていないと、最悪の場合、救急車を呼ぶことになります。

NG⑤ 子供・ペットを放し飼いにする

作業員は前が見えない状態で50kg以上の荷物を運んでいます。足元に急に子供やペットが来ても止まれません。衝突すれば大事故です。当日はベビーシッターに預けるか、搬出が終わった空の部屋に隔離してください。

⚠ 人身事故リスク:大
NG⑥ 危険物(スプレー・油)を梱包する

ヘアスプレー、カセットボンベ、石油ストーブの灯油、使いかけの食用油。これらは発火や液漏れの原因になります。特に夏場のトラック庫内は高温になるため、スプレー缶の爆発事故リスクがあります。これらも約款で運搬拒否対象です。

⚠ 火災・汚損リスク

3. 【遅延リスク大】作業効率を落とす「ありがた迷惑」

「丁寧」と「邪魔」は紙一重です。作業時間を長引かせる行動がこちらです。

NG⑦ 荷物を動かした瞬間に掃除機をかける

「タンスの裏のホコリを取りたい」気持ちは分かりますが、作業員は次々と荷物を運び出したいのです。掃除機を持ってウロウロされると動線が塞がります。掃除は「全ての荷物が出た後」にまとめて行いましょう。

⚠ 時間延長の原因
NG⑧ ずっと電話している

作業中は「これ捨てますか?」「この傷は元からですか?」と確認が頻繁に発生します。電話中で話しかけられないと、作業員は手を止めて待つしかありません。

⚠ 確認漏れ・作業中断
NG⑨ 作業員にトイレを貸さない

新築などでトイレを使わせたくない場合、作業員は近所のコンビニへ行きます。これで往復15分×人数分のロスが発生します。スムーズに終わらせたいなら、トイレは貸すのが賢明です。

⚠ 大幅なタイムロス
NG⑩ 別室に引きこもって出てこない

邪魔にならないようにと気を遣って姿を消しすぎると、質問したい時に見つかりません。理想は「玄関や廊下の隅で、いつでも声が届く場所にいる」ことです。

⚠ 勝手な判断による配置ミス

4. 「差し入れ・心付け」の正解と不正解

「何か出さないと失礼?」と悩む必要はありませんが、出すならマナーがあります。間違った差し入れは逆に迷惑になります。

項目 ⭕ 喜ばれる正解 ❌ 避けるべき不正解
飲み物 ペットボトル(水・お茶・スポドリ)
※常温だとお腹を壊さず尚良し
紙コップ(こぼれる)、炭酸(ゲップが出る)、コーヒー(利尿作用でトイレが近くなる)
食べ物 個包装のチョコ・飴・煎餅
※ポケットに入れて後で食べられる
ケーキ・果物(手が汚れる・皿が必要)、スナック菓子(粉が落ちる)
心付け ポチ袋に入れて1人1,000円程度
※義務ではありません。作業開始前に。
現金を裸で渡す、作業中に無理やりポケットにねじ込む

知らずに手伝っていると、あなた自身が法的に不利な立場に追い込まれます。

なぜ「手伝い」が危険なのか?

例えば、作業員が運んでいるタンスを、あなたが親切心で「支えよう」として手を出したとします。
その瞬間、バランスが崩れてタンスが壁に激突し、壁に穴が開きました。

この場合、業者側は「お客様が手を出したせいでバランスが崩れた(過失相殺)」を主張できます。
本来なら業者が100%負担する修理費用が、「お客様も3割悪い」となれば、補償額が減らされるのです。
プロの領域には、絶対に踏み込まないでください。それがあなた自身を守ります。

👨‍🔧 プロからのアドバイス 「最高の気遣いとは、お茶やお菓子ではありません。
『作業しやすい環境を作ること』です。
玄関のドアストッパーを用意する、廊下の障害物をどける、そして『何かあったらすぐ呼んでください』と伝えて、見える場所に居てくれること。
これだけで作業効率は格段に上がります。」

「作業員の質が高い業者を選びたい」
マナー研修・技術研修を受けたプロのスタッフが来る業者を探す

質の高い優良業者を一括比較する > ※ 口コミで「スタッフの対応が良かった」業者を選びましょう

6. よくある質問(FAQ)

作業員を手伝ったほうが早く終わりますか?
いいえ、かえって遅くなることが多いです。プロは阿吽の呼吸で連携して動いているため、素人が入るとリズムが崩れます。さらに、手伝った際に家具を落としても「お客様の過失」とみなされ、保険が下りないリスクがあるため、手出しは無用です。
作業員にトイレを貸してと言われたら?
貸してあげるのがお互いのためです。近隣のコンビニへ行くと往復15分以上のロスになり、作業終了が遅れます。新築で抵抗がある場合は、事前にコンビニの位置を作業員に伝えておくのがマナーです。
差し入れはしたほうがいいですか?
義務ではありませんが、あると現場の士気は上がります。ベストなのは「常温のペットボトル飲料(お茶・水・スポドリ)」です。紙コップはこぼれるリスクがあり、炭酸や利尿作用のあるコーヒーは作業中に適さないため避けましょう。
作業中、子供を遊ばせていても大丈夫ですか?
非常に危険です。作業員は大きな荷物を持っていて足元が見えていません。急に飛び出してきた子供と衝突すれば大事故になります。当日はベビーシッターに預けるか、搬出が終わった空の部屋などに隔離してください。
当日出たゴミをトラックに積んでもらえますか?
絶対にNGです。引越し業者は「一般貨物自動車運送事業」の許可しか持っておらず、ゴミの運搬に必要な「産業廃棄物収集運搬業」の許可がない場合がほとんどです。頼まれても断るしかなく、無理強いすると違法行為になります。ゴミはご自身で処分するか、不用品回収業者へ依頼してください。
👨‍🔧
この記事の監修者 元引越しセンター 部長 S

引越し業界歴23年。現場リーダーとして数千件を指揮。お客様の「手伝い」が原因で起きた事故や、過度な親切心が招いたトラブルを多数目撃。「何もしないことが最大の協力」という逆説的な真理を提唱している。

サイトトップに戻る