🧐 なぜ「いい人」ほど騙される?引越し営業トークの心理操作テクニックと7つの防衛術
「今ここで決めてくれたら、特別に5万円安くします」
この言葉を聞いて、「ラッキー!決めちゃおうかな」と心が揺らぎませんでしたか?実はそれ、営業マンが仕掛けた罠かもしれません。
引越し営業の世界では、行動経済学や心理学に基づいた高度なテクニックが駆使されています。業界歴23年の元トップセールスが、その手口を暴露し、カモにされないための「心の防具」を授けます。
💡 プロの結論:トラブルの9割は「契約前」に決まる
高額請求も作業放棄も、すべては
「営業トークの違和感」をスルーした結果です。知識があれば防げます。
1. あなたは大丈夫?騙されやすい人の7つの特徴
以下の項目に当てはまる数が多いほど、営業マンにとっての「優良顧客(カモ)」です。
1 「相手はプロだから正しい」と思い込む
【権威バイアス】 制服を着た人や「専門家」の言うことを無条件に信じてしまう心理です。しかし、営業の目的は「あなたを守ること」ではなく「契約を取ること」です。
2 「いい人だと思われたい」
【好意の返報性】 「断るのは悪い」「ここまでしてくれたのに」という罪悪感を利用されます。営業マンはあなたの「良心」を人質に取っています。
3 「即決=お得」だと思っている
【希少性の原理】 「今決めてくれたらこの価格」は最大の罠です。即決を迫るのは、他社と比較されると困る事情(実は高い)があるからです。
2. 悪魔の心理テクニック「4大・洗脳トーク」
営業マンが研修で叩き込まれる、人の心を操る手法です。
⚓ アンカリング効果(価格の錯覚)
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最初に「15万円」と提示し、次に「今なら8万円」と言う。本来8万円が相場でも、すごく安くなったように錯覚させて即決させる手口です。
🚪 ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩の演出)
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最初に無理な要求(高い金額)をして断らせ、次に本命の要求(相場通りの金額)を出す。「相手が譲歩してくれたから自分も…」という罪悪感を突きます。
👣 フット・イン・ザ・ドア(一貫性の原理)
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「お見積りだけでも」という小さなイエスから始め、「トラックの仮押さえだけ」「段ボールを置いていくだけ」と徐々に要求を大きくし、最終的に「契約」という大きなイエスを引き出します。
🍱 松竹梅の法則(極端の回避性)
↓
「楽々パック(高)」「通常プラン(中)」「節約プラン(低)」を提示されると、多くの人は真ん中を選びます。営業マンは「売りたいプラン」を真ん中に配置しています。
3. タイプ別・最強の撃退スクリプト
相手の出方に応じて、この言葉を返せば魔法は解けます。
タイプA:泣き落とし型「上司に怒られるんです」
「それは御社の社内事情ですよね。私には関係ありません。
同情で契約はできませんので、条件が合わなければお断りします。」
タイプB:オラオラ型「他社はもっと高いですよ」
「高いか安いかは私が判断します。
比較させないなら検討の土台に乗りませんので、お帰りください。」
タイプC:居座り型「契約するまで帰りません」
「『不退去罪』になりますので、警察を呼びます。
(実際にスマホを取り出して110番の画面を見せる)」
4. 「今決めて」の嘘を見抜く方法
「今、上司に電話して決済をとります!」というパフォーマンス。
あれは99%演技です。電話のふりをしているか、裏で「カモが見つかりました」と報告しているだけです。
本当に安くできるなら、明日でも明後日でもその値段で契約できるはずです。
5. 交渉前に心を整える「メンタルチェックリスト」
訪問見積もりが来る前に、以下の項目を自分に言い聞かせてください。
- 私は「お客様」であり、対等な立場である。
- 断ることに罪悪感を持つ必要はない。
- 「即決」は絶対にしないと決めている。
- 相手が不快な態度を取ったら、いつでも追い返していい。
- 契約書にサインするまでは、いつでも引き返せる。
👨🔧 究極の防御策
「対面での交渉が苦手な人は、『訪問見積もり』をしないのが一番です。
ネットやZoomでの見積もりなら、相手の空気感に飲み込まれず、冷静に画面上の数字だけで判断できます。」
よくある質問(FAQ)
「今決めてくれたら半額にします」と言われました。本当にお得ですか?
いいえ、お得に見せかけているだけです。最初の提示額をわざと高く設定(アンカリング)し、そこから大幅に値引きすることで「今契約しないと損だ」と思わせる手法です。即決せず他社と比較することをお勧めします。
営業マンが帰ってくれません。どうすればいいですか?
「検討しますのでお引き取りください」と明確に伝えてください。それでも居座る場合は不退去罪になります。「警察を呼びますよ」と告げ、実際にスマホを取り出せば、ほとんどの営業マンは帰ります。
他社の悪口を言ってくる営業マンを信用していいですか?
信用すべきではありません。自社のサービスに自信がない営業マンほど、他社を貶めて優位に立とうとします(不安煽り商法)。そのような業者は契約後もトラブルになる可能性が高いです。
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この記事の監修者
元引越しセンター 部長 S
引越し業界歴23年。営業マン時代は数々のトップセールスを記録。その経験から「売る側の心理」と「買わせる技術」を熟知。現在は消費者が不当な契約を結ばされないよう、営業トークの裏側を暴露し、自己防衛術を伝授している。