「憧れの田舎暮らしを始めたけど、1年で挫折して戻ってきた…」
そんな失敗談には、共通の原因があります。それは**「生活インフラのコスト」と「地域コミュニティのルール」**を事前に確認していなかったことです。
💡 結論:内見は「家」ではなく「周辺」を見ろ
家の設備は後から変えられますが、プロパンガスの高さや、自治会の人間関係は変えられません。
契約書にハンコを押す前に、以下の10項目を現地で必ずチェックしてください。
家賃が3万円安くなっても、他のコストが5万円上がっては意味がありません。地方特有の「見えない固定費」を把握しましょう。
地方はプロパンガス(LPガス)が主流です。業者が価格を自由に決められるため、冬場のガス代が2万円を超えることも珍しくありません。内見時に必ず「料金表」を見せてもらいましょう。
「1人1台」が基本です。通勤や買い物で走行距離が伸びるため、ガソリン代がかさみます。また、雪国ならスタッドレスタイヤの購入(4~8万円)と交換の手間も毎年のコストになります。
都会のような「匿名性」はありません。地域のルールに従えるかが移住成功の鍵です。
| 項目 | 都会(マンション) | 田舎(戸建て・集落) |
|---|---|---|
| 自治会費 | 月数百円 (管理費に含まれる) |
年1万~数万円 +寄付金・お祭り代 |
| ゴミ出し | 24時間OKな所も | 当番制で掃除・鍵開け 分別が非常に細かい |
| 役務 | ほぼ無し | 草刈り(年数回) 消防団・清掃活動 |
内見時、スマホ片手にこれだけは確認してください。
「移住者が多い=排他的ではない」という目安になります。逆に「昔からの人しかいない」場合は、コミュニティに入るハードルが高い可能性があります。
引越し業界歴23年。地方への移住引越しを多数担当。「こんなはずじゃなかった」と1年で戻るケースを何度も目撃。物件だけでなく「地域そのもの」を見る重要性を説いている。