「新居のネットが夜になると激遅で動画が止まる…」「テレワークなのにZoomが切れる…」
これは引越し後によくある悲劇です。実は、ネットの速度はプロバイダだけでなく、**「物件の配線方式」と「IPv6接続」**でほぼ決まってしまいます。
💡 結論:コンセントとスマホキャリアを見れば決まる
「光コンセント」があれば勝ち。「電話線のジャック」しかなければ要注意。
そして、契約しているスマホキャリアに合わせて回線を選ぶのが、速度と料金の最適解です。
契約前に内見でチェックするか、不動産屋に「光配線方式ですか?」と聞くのが最強の防衛策です。
同じ「光回線対応」という表記でも、部屋までの届き方で天と地ほどの差があります。不動産業者の図面には「光対応」と書いてあっても、実際はVDSL方式であることは珍しくありません。
電柱から部屋まで「光ファイバー」で直結。速度低下が起きにくく、オンラインゲームも快適。壁に「光」や「光コンセントSC」と書かれた差込口がある。
マンション共用部までは光だが、各部屋までは「古い電話線(メタルケーブル)」を使う方式。構造上100Mbps以上出ない。夜間は混雑して10Mbps以下になることもザラ。築古マンションに多い。
🔍 内見時のチェックポイント
「光配線方式なのに遅い!」という場合、原因の9割は接続方式にあります。これから契約するなら、必ずIPv6 (IPoE) 接続に対応したプロバイダを選んでください。
※申し込み時に「v6プラス」や「IPv6オプション」への加入が必要な場合があります(多くの場合は無料です)。
「家賃も安いしネットも無料!最高!」と飛びつくのは危険です。なぜ無料なのか、その仕組みを理解しましょう。
対策:「ご自身で別の光回線を契約してもいいですか?」と確認し、許可が出る物件を選ぶのが安全です。仕事でネットを使うなら必須条件です。
回線が最強でも、家の中の機材が古ければ速度は出ません。引越しは機材リプレースの絶好の機会です。
ルーターのパッケージを見てください。「Wi-Fi 5 (11ac)」以前のモデルを使っていませんか?
現在は「Wi-Fi 6 (11ax)」が標準です。複数の端末(スマホ、PC、テレビ、スマート家電)を同時に繋げても速度が落ちにくいのが特徴です。
ケーブルに印字されている文字を見てください。「Cat5e」や「Cat5」を使っていませんか?
これからは「Cat6A(カテゴリー6A)」を選んでください。ノイズに強く、10Gbps通信まで対応しています。数百円の投資で安定性が劇的に変わります。
光回線選びの黄金ルールは、「持っているスマホとセットにする」ことです。これで月額料金が永年1,000円前後割引になります。
| あなたのスマホ | おすすめ光回線 | 特徴 |
|---|---|---|
| docomo | ドコモ光 | 唯一セット割が効く。プロバイダは「GMOとくとくBB」等がv6対応ルーター無料レンタルで人気。 |
| au / UQ mobile | auひかり または ビッグローブ光 |
auひかりは独自回線で速いが提供エリアが限られる。エリア外ならNTT回線を使うビッグローブ光などが選択肢。 |
| SoftBank / Y!mobile | ソフトバンク光 または NURO光 |
NURO光は下り最大2Gbpsで爆速だが、工事が2回あり開通が遅いのが難点。ソフトバンク光は開通までがスムーズ。 |
| 格安SIM (ahamo/povo/LINEMO) | GMO光アクセス (とくとくBB光) |
セット割がない代わりに、シンプルに月額料金が安い回線を選ぶのが正解。縛りなしプランも多い。 |
3月・4月の繁忙期は、開通工事の予約が1ヶ月~2ヶ月先になることが普通です。その間、ネットなしで生活できますか?
🚀 今すぐ使えるWi-Fiが必要な方へ
工事不要、コンセントに挿すだけの「ホームルーター」や、
1日単位で借りられる「レンタルポケットWi-Fi」がつなぎとして最強です。
ソフトバンク光などは、開通までの期間無料でWi-Fiルーターを貸してくれるキャンペーンもあります。
引越し業界歴23年。自身も「VDSL物件」でネットの遅さに絶望した経験を持つ。現在は、引越しと同時にネット環境を整える重要性を啓蒙し、最適な回線選びのアドバイスを行っている。また、国家資格である電気工事士の資格も保有しており、宅内配線にも詳しい。