「予定時刻を2時間過ぎてもトラックが来ない」「営業所に電話しても繋がらない」
これは単なる遅刻ではありません。業界用語で**「すっぽかし(未着)」**と呼ばれる、最悪の契約不履行トラブルです。
💡 結論:待っていてはいけません
連絡がつかない時点で、業者は手配ミスを隠蔽しようとしているか、意図的に電話を無視しています。
今すぐ「証拠」を残し、自力で代替手段を確保しなければ、あなたは今日中に引越しできません。
悪質な引越し業者は、トラックが10台しかなくても12件の予約を取ります(オーバーブッキング)。
「早く終われば回せる」「キャンセルが出るだろう」という甘い予測が外れた時、一番利益の少ない客(または面倒な客)を無断で切り捨てます。
電話に出ないのは「怒られるのが嫌だから」という、信じられないほど幼稚な理由がほとんどです。
到着予定時刻を「30分」過ぎたら、遠慮なく即座に行動を開始してください。
営業担当の「携帯」へ鬼電する
オフィスの固定電話は繋がりません。見積書にある「営業担当の携帯番号」にかけてください。「現場が来ていない。契約不履行だ」と詰め寄り、彼らから配車係(運行管理)へ連絡させます。
本社のお客様相談室へ通告する
支店が繋がらない場合、本社の代表電話へ。「今すぐトラックを回さないなら、他社を手配して全額御社に請求する」と最後通告を行ってください。
1時間待っても明確な回答(例:「あと20分で着きます」など)がない場合、その業者はもう来ません。ここからは「戦うための証拠集め」にシフトします。
怒っている時間は無駄です。退去期限は待ってくれません。大手は当日対応不可なので、以下のルートで車を確保します。
個人の軽貨物業者は、夕方以降が空いているケースが多いです。「赤帽 [地域名]」で検索し、上から順に電話します。
トラック(2tショートやハイエース)を借り、運転は自分で行い、搬出だけを「便利屋」に頼む方法です。
🚚 来ない業者を待つのは危険です
1時間待って来なければ、今日中に来る可能性はゼロに近いです。
「今すぐ動ける空きトラック」を最優先で確保し、退去期限を守ってください。
業者の過失(手配漏れ・連絡なし)で引越しができなかった場合、民法415条(債務不履行)および標準引越運送約款に基づき、徹底的に請求できます。
※必ず「領収書」を保管してください。これがないと請求できません。
電話に出ない相手には、メールまたは問い合わせフォームで証拠を残します。これを送るだけで、翌日の相手の顔色は変わります。
引越し業界歴23年。「配車ミス」という業界最大のタブーに何度も直面し、そのたびに代替トラックの手配に奔走した経験を持つ。業者の嘘を見抜き、顧客の権利を法的根拠に基づいて守るための知識を提供している。