⚠️ 【危険度診断】その引越し業者、契約して大丈夫?悪質業者の手口と見抜き方10選
「聞いたことない会社だけど大丈夫?」「安すぎて逆に不安…」
引越しトラブルの9割は、業者選びの時点ですでに決まっています。
業界歴23年のプロが、契約前に必ず確認すべき「危険なサイン」を暴露します。
💡 結論:危険な業者には「共通点」があります
トラブルやクレームが多い会社は、見積書や営業マンの態度に
隠しきれない「レッドフラグ(危険信号)」が出ています。
1. 「優良業者」と「悪質業者」の違い
まずは、まともな業者とそうでない業者の決定的な違いを知ってください。
| 項目 |
⭕ 優良業者 |
❌ 悪質業者 |
| 見積もり |
内訳が明細に記載 |
「一式」で曖昧 |
| 追加料金 |
発生条件を書面化 |
当日まで不明 |
| 営業態度 |
検討を促す |
即決を強要・居座る |
| 車両 |
緑ナンバー(営業用) |
白ナンバー(自家用) |
2. 【診断】危険度チェックリスト10選
お手元の見積書や、営業マンの態度を思い出してチェックしてください。
01
見積もりが異常に安い(相場より3割以上)
✔ 「積み切り(乗る分だけ)」条件になっていませんか?
✔ 後から高額なオプション(エアコン脱着、洗濯機設置)で回収する手口です。
プロの視点:利益を削る業者は、必ず質(養生・人員)も削ります。
02
トラックが「白ナンバー」
✔ 営業車のナンバープレートが「緑色(軽なら黒)」ではない
✔ 白ナンバー(自家用)での有償運送は違法行為です。
決定的証拠:違法業者です。事故時の保険も適用されません。
03
追加料金の説明が「当日次第」
✔ 「まあ、大丈夫ですよ」と口約束だけ
✔ 階段作業や横持ち料金の単価表を見せてくれない
トラブル確定:当日現場で「言った言わない」の水掛け論になります。
04
即決を強く迫ってくる(居座り)
✔ 「今上司に電話して許可取ります(演技)」
✔ 「他社を断ってくれたらこの値段にします」
危険信号:比較されるとボロが出る(勝てない)ことの裏返しです。
05
営業マンの身だしなみが悪い
✔ 靴が汚い、タバコ臭い、かかとを踏んでいる
✔ 名刺を渡さない、置いていかない
経験則:営業の質が低い会社は、現場作業員の教育も行き届いていません。
06
口コミが極端(★1と★5のみ)
✔ ★5は短文で具体的でない(サクラの可能性)
✔ ★1に長文の悲痛な叫び(ガチ被害者)がある
要注意:★1の内容こそが、トラブル時のその会社の「本性」です。
07
見積書・約款を見せようとしない
✔ 「見積書はあとでメールします」と詳細は見せない
✔ 標準引越運送約款の説明がない
絶対NG:事故時の免責事項やキャンセル規定を隠している可能性があります。
08
会社情報が不明瞭(固定電話がない)
✔ 連絡先が携帯番号(090)のみ
✔ 住所を調べたらアパートの一室やレンタルオフィス
逃げ得防止:何かあったときに音信不通になる典型パターンです。
09
ダンボールが有料・中古
✔ 「スーパーからもらってきてください」と言われた
✔ 新品資材は別料金
品質低下:強度のない中古ダンボールは荷崩れ・破損の元凶です。
10
契約を急かす(キャンセル料の嘘)
✔ 「今予約しないと埋まります」と過剰に煽る
✔ 「予約後のキャンセルはできない」「手付金が必要」と嘘をつく
法的根拠:引越し3日前まではキャンセル料無料です(約款規定)。
3. 【逆引き】プロが信頼する「優良業者」だけが持つ6つの共通点
ここまで「避けるべき点」を見てきましたが、逆に「ここさえあれば安心」というプラスの判断基準は何でしょうか?
実は、質の高い業者は、営業マンの言動や見積書の書き方に明確な共通点があります。
01
「できないこと(リスク)」を先に説明する
誠実さの証
悪質業者は「全部大丈夫です!」と安請け合いしますが、優良業者は違います。
「この家具はエレベーターに入らない可能性があります」「その場合は吊り上げ料金(〇〇円)がかかります」と、ネガティブな情報を契約前に開示します。これは後々のトラブルを防ぐためのプロの仕事です。
02
見積書の内訳が具体的である
明朗会計
「引越し一式」で済ませず、以下のように詳細が記載されています。
・トラック:3トン車 1台(ショート・ロングの指定まである)
・作業員:3名(ドライバー含む)
・資材:ダンボール大20枚、小30枚(新品)
特に「トラックのサイズ」と「作業人数」が明記されている会社は信頼できます。
03
建物の状況(道路幅・EV)を細かく確認する
現場力の高さ
「現住所の前の道幅は?」「新居のエレベーターは何人乗りですか?」など、しつこいくらい建物の状況を聞いてくる業者は優秀です。
これは「当日トラックが入らず作業中止」という最悪の事態を防ぐための確認であり、現場を知り尽くしている証拠です。
04
他社の悪口を言わず、自社の強みを語る
自信の表れ
「A社さんは雑ですよ」と他社を落とす営業マンは二流です。
優良業者は「うちは少し高いですが、養生の質と社員教育には絶対の自信があります」と、自社の価値で勝負します。
05
「Gマーク」を取得している
客観的評価
全日本トラック協会が認定する「安全性優良事業所(Gマーク)」を取得しているかは大きな判断基準です。
これは法令遵守、事故防止の取り組みなどが厳しく審査された事業所のみに与えられる称号で、名刺やトラック、パンフレットにGマークがあるかを必ずチェックしましょう。
06
「引越安心マーク」の認定を受けている
公的なお墨付き
全日本トラック協会が認定する「引越事業者優良認定制度」のマークです。
法令遵守や苦情対応、従業員教育などの審査基準をクリアした事業者だけに交付されます。Gマーク(安全性)と合わせて、このマークがある業者は「引越しのプロ」として非常に信頼できます。
4. 【診断結果】あなたの業者は大丈夫?
チェックリスト(セクション2)の数はいくつありましたか?
🟢 0~2個:低リスク
比較的安心できる業者です。
さらに上記の「優良業者の6つの共通点」にも当てはまれば完璧です。自信を持って契約して良いでしょう。
🟡 3~5個:要注意
トラブル予備軍です。
条件次第で揉める可能性があります。「安さ」に釣られて大事な条件(補償など)を見落とさないよう、契約前に再確認してください。
🟠 6~8個:高リスク
トラブル発生率が高いです。
「当日追加料金」や「破損トラブル」に巻き込まれる可能性大。契約の見直し(他社検討)を強く推奨します。
🔴 9~10個:危険
回避推奨レベルです。
安くても、結果的に高くつく(家具破損・追加請求)可能性が大です。契約前なら即ストップしてください。
5. 「ヤバい」と思った時の断り方
もし契約してしまっていても、引越し日の3日前まではキャンセル料がかかりません。これは国土交通省の定める約款で守られた権利です。
💭 スマートな断り文句
「親戚に引越し業者がいて、どうしてもそこに頼むことになりました。
申し訳ありませんが、今回はキャンセルでお願いします。」
※ 「他社の方が安い」と言うと、しつこく食い下がられるので、「身内の事情」にするのが一番スムーズです。
6. よくある質問(FAQ)
手付金を払ってしまったのですが、返ってきますか?
本来、標準引越運送約款では手付金の請求自体が原則認められていません。もし支払っていても、解約期限内(3日前まで)であれば全額返還を求める権利があります。
大手業者なら安心ですか?
大手は教育体制が整っていますが、繁忙期などは下請け業者が来ることもあります。ブランド名だけで盲信せず、必ず「見積もりに来た営業マンの対応」や「契約内容(補償範囲)」で判断してください。
荷物が壊されたらどうすればいいですか?
事故証明(写真)を残し、すぐに業者へ連絡してください。標準約款では「引越し日から3ヶ月以内」に通知しないと責任を問えなくなります。泣き寝入りせず、早急な行動が重要です。
「引越安心マーク」とは何ですか?
全日本トラック協会が認定する「引越優良事業者」の証です。法令遵守、苦情対応の体制、従業員教育など、厳しい基準をクリアした事業者だけに交付されます。このマークがある業者は「引越しのプロ」として信頼性が非常に高いと言えます。
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この記事の監修者
元引越しセンター 部長 S
引越し業界歴23年。現場作業員からスタートし、班長、営業主任、マネージャーを歴任。数千件のトラブル事例を見てきた経験から、「契約してはいけない業者」の特徴を熟知している。
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