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「引越し業者を使うと高い…自分でレンタカーを借りてやった方が安上がりなのでは?」
これは多くの人が一度は考えることです。
結論から言うと、荷物が少ない「単身・近距離」なら自力引越しは十分にアリです。
しかし、安さだけを求めて安易に始めると、「壁を傷つけて修繕費請求」「友人と気まずくなる」「腰を痛める」といった後悔をする人が後を絶ちません。
この記事では、元引越しセンター部長の視点から、自力引越しのリアルな費用相場と、失敗しないための判断基準を包み隠さず解説します。
自力引越しが成功するかどうかは、以下の条件で明確に分かれます。
目安として「軽トラ1台に収まるかどうか」が最大の分かれ目です。
特に「階段作業」と「大型家電」の組み合わせは鬼門です。
プロでも2名以上で慎重に行う作業を、慣れていない人がやると怪我や破損の確率が跳ね上がります。
「自力ならタダ同然」と思っていませんか?
実はレンタカー代以外にも、ガソリン代や資材費、協力者へのお礼など、見えないコストがかかります。
| 項目 | 自力引越しの費用目安 |
|---|---|
| レンタカー代 (軽トラ/6~12時間) |
6,000円 ~ 10,000円 |
| ガソリン代 (満タン返し) |
2,000円 ~ 3,000円 |
| 梱包資材費 (ダンボール・テープ・緩衝材) |
3,000円 ~ 5,000円 |
| 友人へのお礼 (食事代・飲み物代など) |
3,000円 ~ 5,000円 |
| 合計 | 約 15,000円 ~ 23,000円 |
一方、引越し業者(単身・近距離)の相場は 20,000円 ~ 50,000円 程度です。
(※繁忙期を除く)
つまり、差額は「5千円~3万円」程度です。
「劇的に安くなる」というよりは、「労力と引き換えに数万円浮く」というのが現実的なラインです。
お金以外の面でも、メリットとデメリットをしっかり理解しておく必要があります。
最大のメリットです。特に学生さんや新社会人で「体力はあるけどお金がない」という場合は、浮いた2万円で新しい家具を買うこともできます。
業者の空き状況に左右されません。「夜に少しずつ運ぶ」「週末に何往復かする」など、自分のペースで進められます。レンタカーさえ空いていれば即日実行も可能です。
「知らない作業員が家に入るのが嫌」という方には精神的なメリットが大きいです。自分の荷物を他人に触られたくない人に向いています。
洗濯機(約30~60kg)、冷蔵庫(約40~100kg)を運ぶのは重労働です。特に階段作業は、持ちにくさも相まって地獄を見ます。翌日は筋肉痛で動けないことを覚悟してください。
業者の場合は保険がありますが、自力の場合は全額自己負担です。
「運搬中にテレビを落として画面が割れた」「搬出時に壁紙を破ってしまい、退去費用で5万円請求された」といったケースは非常に多いです。これだけで節約分が吹き飛びます。
「友人が当日寝坊した」「手伝ってもらったのに家具を傷つけられて気まずい」「お礼の食事代が高くついた」など。プロとして何百件も見てきましたが、友人にお願いするのは意外とリスクが高いです。
プロなら2時間で終わる作業でも、慣れていないと半日~丸1日かかります。積み込みの手順が悪くて荷物が入りきらず、往復するハメになることも。
「それでも自力でやりたい!」という方へ、失敗しないためのコツを伝授します。
実はこれがコスパ最強の方法です。
「冷蔵庫・洗濯機・ベッド」などの大型家具だけを業者に依頼し(混載便など)、ダンボールや小物は自分で運ぶ方法です。
これなら重い荷物で怪我をするリスクもなく、費用も「全おまかせ」より格段に安くなります。
軽トラは荷台が雨ざらしになるため、天候リスクがあります。屋根のあるハイエースや1tトラックの方が、荷物も積みやすく雨の日でも安心です。
スーパーでもらうダンボールは強度が弱く、サイズもバラバラで積みにくいです。
ホームセンターで引越し用のダンボールを買うか、Amazon等でセット購入することをお勧めします。「途中で箱が足りなくなる」のが一番のタイムロスです。
「自力でやるか迷っている」という段階でも、一度見積もりを取ってみることをお勧めします。
比較サイトなら、直前でも安く請け負ってくれる業者が見つかるかもしれません。

引越し業界歴23年。現場作業から営業、管理職まで経験。数え切れないほどの「自力引越し失敗例」を見てきた経験から、無理のない引越しプランを提案している。