家賃にインターネット代が含まれている「ネット無料物件」。毎月4,000円~5,000円が浮くのは魅力的ですが、入居後に「遅すぎて動画が見れない」「ゲームができない」と後悔する人が後を絶ちません。その仕組みと、契約前に見抜く方法を解説します。
💡 結論:ライトユーザー以外は危険です
「WEB閲覧とLINE、YouTube(標準画質)くらいしかしない」ならアリです。
しかし、オンラインゲーム、在宅ワーク(Zoom)、高画質動画視聴をする人にとっては「地雷」になる可能性が高いです。
無料ネットの正体は、マンション全体で1~2本の光回線を契約し、それを全世帯(例えば20戸~40戸)で分配している状態です。
1Gbpsの回線を20世帯で分けたら、単純計算で1世帯あたり50Mbps。
しかし、夜20時~24時のゴールデンタイムに全員が動画を見始めたら?
速度は1Mbps以下(スマホの速度制限レベル)まで落ち込みます。
「ベストエフォート(頑張ります)」という言葉通り、速度保証は一切ありません。
「ネット無料」と一言で言っても、配線方式によって天と地ほどの差があります。内見時に部屋のコンセントを見てください。
| コンセントの形状 | 配線方式 | 最大速度 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 「光」と書かれた 差込口がある |
光配線方式 | 1Gbps (高速) |
大当たり 契約OK |
| LANポート (差込口)がある |
LAN配線方式 | 100Mbps (普通) |
そこそこ 動画は可 |
| 電話線 (モジュラー)のみ |
VDSL方式 | 50~100Mbps (遅い) |
地雷 避けるべき |
※LAN配線やVDSLは、大元の回線が速くても物理ケーブルの限界で100Mbps以上出ない仕様です。
FPS(Apex Legends, Valorant)や格闘ゲーム(スマブラ)などの対戦ゲームをする人へ。無料ネットは致命的な問題を抱えています。
※IPv6なら大丈夫?
「v6プラス」などのIPoE方式でも、マンション共有タイプの場合はポート制限がかかることが多く、P2P通信を行うゲーム(スマブラやモンハン等)はプレイ不可能なケースが多いです。
無料物件の中には、コストカットのために「マンション全体で一つの巨大なLAN」を組んでいるところがあります。
※ルーターに「プライバシーセパレータ機能」があれば防げますが、安価な設備では機能していないことがあります。
「住んでから後悔」を防ぐために、このリストを使って確認してください。
すでに入居していて遅さに絶望している場合、解決策は2つです。
🚀 解決策:自分専用の回線を確保する
大家さんの許可があれば、戸建てタイプ等の個別回線を部屋に引き込むことができます。
許可が出ない場合は、「工事不要のホームルーター」なら導入可能です。
引越し業界歴23年。「新居のネットが遅すぎて仕事にならない」という相談を数多く受けてきた。特に「ネット無料」の物件は、オンラインゲームやテレワークをする人には推奨していない。