「一番安いところで頼めばOKでしょ?」「一括見積もりって、便利でお得じゃないの?」
多くの人がそう思い込み、軽い気持ちでサイト登録ボタンを押します。しかし、結論から言います。一括見積もりは「使い方を間違えると、引越し前日に泣くことになるトラブル量産機」です。
なぜ電話が止まらないのか?なぜ激安見積もりで後悔するのか?業界歴23年のプロが、サイト運営者が絶対に言わない「裏の仕組み」と「完全防衛策」を暴露します。
💡 まず前提:一括見積もりは「業者紹介サービス」です
❌ 優良業者を自動で選んでくれる魔法のツール
⭕ 業者を集めて情報を投げるだけのツール(品質保証なし)
「登録した瞬間に、まるで監視されていたかのように電話が鳴る」。これは怪奇現象ではありません。システムによる必然です。
引越し会社は、一括見積もりサイトに安くない紹介料(1件あたり数千円)を支払ってあなたの個人情報を購入しています。お金を払っている以上、彼らも必死です。
そして、引越し業界には「最初に見積もりアポを取った業者が成約率No.1」というデータがあります。だからこそ、システムが自動で検知し、人間よりも速いスピードで「オートコール(自動発信)」を行うのです。
何も知らずに登録すると、以下の地獄を見ることになります。特に「危険度」が高い項目は、金銭的被害に直結します。
前述の通り、システムが自動発信するため、あなたが「深夜2時」に登録しようがお構いなしに電話が鳴るケースがあります。多い人では1時間に20件以上の着信があり、スマホが使い物にならなくなります。
訪問見積もりに来た営業マンは言います。「上司に掛け合って、今決めてもらえるなら特別にこの金額にします。明日だと戻ります」。
これは嘘です。引越し料金に定価はありません。明日になってもその値段(あるいはもっと安い値段)で契約可能です。彼らは「比較される」ことを最も恐れているのです。
相場が10万円なのに、5万円の見積もりが出た。「ラッキー!」ではありません。それは「何かを削っている」証拠です。
当日追加請求前提、下請けへの丸投げ、養生資材の削減、人件費(プロではなく素人バイト)の削減など、安さには必ず「痛み」が伴います。
📞 「電話地獄は絶対に嫌だ」という方へ
実は、「電話番号の入力が不要(任意)」で、メールだけで見積もりを比較できる新しいサービスがあります。
静かに、自分のペースで比較したい方はこちらが正解です。
見積書に「引越し作業一式」としか書かれていない場合、赤信号です。「ダンボール回収は有料」「洗濯機の取り付けは別業者」など、後出しジャンケンで費用が膨らみます。
正確に見積もると高くなるため、電話だけで「荷物少なめに見積もっておきますね」と安く契約を取ろうとする業者がいます。しかし、当日トラックに乗らなければ「追加トラック代」として数万円を即金で請求されます。
営業は「契約を取る」のが仕事、現場は「運ぶ」のが仕事。この連携が取れていない激安業者が多発しています。「その家具は運べない約束になっている」「聞いていない」と現場で揉めるパターンです。
一括見積もりサイトはあくまで「紹介」まで。業者とトラブル(破損、遅刻、追加請求)になっても、サイト運営側は「契約には関与していない」として仲裁してくれないことがほとんどです。
リスクを理解した上で、賢く使い倒すための防衛策です。これだけ守ればトラブルは激減し、一括見積もりサイトは「最強のツール」に変わります。
引越しのプロが、ユーザーの疑問に本音で答えます。
引越し業界歴23年。一括見積もりサイトの黎明期から業界に携わり、サイト経由で発生するトラブルを数千件以上見てきた生き字引。「安くしたいが、失敗もしたくない」ユーザーのために、業界の裏ルールを公開している。