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引越しを予定している人の多くが「引越し費用はどの曜日が一番安いの?」と疑問に思いますよね。
引越し料金は、荷物量や距離だけでなく「曜日」によって数千~数万円単位で大きく変わります。全く同じ荷物・同じ移動距離であっても、人気の土曜日に引越すのと、不人気の平日に引越すのとでは、「平日なら6万円、土日なら9万円」といったように、料金が1.5倍近く違うことも珍しくありません。
この記事では、元・引越し業者の配車担当(トラックのスケジュールを組む責任者)の視点から、引越し費用が安い曜日ランキングと、意外と知られていない「月曜日や金曜日に潜む罠」、そして限界まで安く引越すための黄金パターンを詳しく解説します。
まずは結論から紹介します。引越し費用が安くなりやすい(業者が値引きに応じやすい)順番は以下の通りです。
週の初めでも週末でもなく、最も引越し希望者が少ない「底値」が出やすい曜日。
火曜日と同様に予約が空きやすく、大幅な値引きが期待できる穴場。
週末に向けて少しずつ予約が入り始めるが、まだまだ安くしやすい曜日。
平日だが「日曜退去・月曜引越し」の人がいるため、火~木よりは少し高め。
週末にまたがって引越しをする人や、業者の都合(後述)で意外と安くならない曜日。
土曜の次に人気。ただし「日曜の午後便」は月曜の仕事に響くため敬遠されやすく、隠れ穴場になることも。
翌日も休みでゆっくり荷解きができるため、圧倒的に人気が集中する最高値の曜日。
つまり、「平日の中日(火・水・木)ほど安く、土日ほど高い」という明確な傾向があります。
引越し料金には定価がなく、ホテルの宿泊費と同じように「需要(予約の埋まり具合)」によって決まります。
多くの人は「仕事の休み」や「子どもの学校の休み」に合わせて引越しをするため、どうしても土日に希望が集中します。
すると、土日は業者のトラックも作業員も足りなくなるため、「これ以上安くしなくても他のお客さんが高い金額で買ってくれる」という状態になり、強気の価格設定になります。
逆に平日は、放っておくとトラックが車庫で遊んでしまい、作業員を休ませることになります。引越し業者の配車担当からすれば、「トラックを遊ばせて1円も利益を生まないくらいなら、原価ギリギリまで値引きしてでも仕事(売上)を入れたい!」と考えるため、平日は驚くほど安くなるのです。
では、さらに詳しく「なぜその曜日が安い/高いのか」、そして現場のプロしか知らない「隠れた事情(罠)」を解説します。
火・水・木曜日は、月曜日のように「土日からの流れ」もなく、金曜日のように「週末への準備」もない、完全に独立した平日です。
引越し希望者が極端に少なくなるため、業者にとっては「喉から手が出るほど仕事が欲しい3日間」となります。複数社で相見積もりを取って価格競争させれば、底値(最安値)を引き出すことができます。
水曜日は引越し料金が安いですが、不動産業者の多くが「水曜定休」です。引越し当日に新居の鍵を受け取る予定にしていると、「不動産屋が休みで鍵がもらえず、引越し作業ができない!」という大トラブルになることがあるため、鍵の受け取りスケジュールには注意が必要です。
月曜日は平日のため基本的には安いですが、火・水・木に比べるとやや高くなる傾向があります。
理由は、「日曜日に今の家を退去して、実家やホテルに一泊し、月曜日に新居へ引越す」というパターンの人が一定数いるためです。また、週末の引越しでトラブルがあった場合の「予備日(延期対応日)」として業者がトラックを少し空けておくこともあるため、枠が埋まりやすいのです。
「金曜日は平日だから安いはず!」と思うかもしれませんが、実はそこまで安くありません。
金曜日に有給を取って、土日でゆっくり荷解きをしたいという人が多いためです。さらに、業者側の裏事情として「宵積み(よいづみ)」という問題があります。
土曜日の朝イチから長距離の引越しを行う場合、業者は前日の「金曜日の夕方」に荷物だけをトラックに積み込んでおくことがあります(これを宵積みと呼びます)。
つまり、金曜日の午後は「翌日の土曜日のためのトラック」としてすでに予定が埋まっていることが多く、見た目は平日でも「トラックに空きがない=安くできない」という状態になりやすいのです。
土曜日は、翌日の日曜日を使ってゆっくり荷解きや買い出しができるため、1週間のうちで最も人気が集中し、料金も最高値になります。
一方、日曜日は土曜日に次いで高いですが、「日曜日の午後」だけは例外で、ガクッと安くなる隠れ穴場になります。翌日の月曜から仕事や学校があるため、日曜日の夕方から引越し作業をしたくない人が多いからです。「日曜しか休めないけれど安くしたい!」という方は、日曜の午後便(またはフリー便)を狙うのがおすすめです。
では、実際に曜日が違うだけでどれくらい費用が変わるのでしょうか。単身引越し(近県への移動)のイメージを見てみましょう。
| 曜日 | 費用の目安(単身) | 土曜日との差額 |
|---|---|---|
| 平日(火水木) | 40,000円 | -25,000円 |
| 日曜日 | 55,000円 | -10,000円 |
| 土曜日 | 65,000円 | 基準 |
※料金は時期や移動距離によって変動します。家族引越しの場合は、この差額がさらに広がり、曜日が違うだけで3~5万円変わることもあります。
「火~木曜日を選ぶ」という基本に加えて、以下のテクニックを掛け合わせることで、引越し費用は劇的に安くなります。
「火曜日の午前中」と指定するよりも、「火曜日のフリー便(時間は業者にお任せ)」にした方が、さらに1~2万円安くなります。業者が他の引越しのスケジュールに合わせて効率よくトラックを回せるため、大きな割引を引き出せます。
たとえ火曜日であっても、その日が「月の最終日(月末)」であれば料金は高くなります。賃貸契約の解約日が月末に集中するためです。一番安くなりやすいのは「月の中旬(10日~20日あたり)の平日」です。また、現代でも「大安」は避けられにくく「仏滅」は避けられやすいため、仏滅の平日を狙うのも効果的です。
これが最も重要です。A社にとっては火曜日がヒマでも、B社はたまたま火曜日が埋まっているかもしれません。そのため、「この曜日が一番安い」と決めつけず、必ず複数社に見積もりを取り、「御社が一番安くできる平日のフリー便はいつですか?」と聞くのが、底値の業者を見つけ出す最強のテクニックです。
1社ずつ電話して「火曜と水曜、どっちが安いですか?」と聞くのは非常に手間がかかります。
一括見積もりサイトを使えば、あなたの引越しエリアで「いま一番トラックが空いていて、値引きしてでも仕事が欲しい業者」をすぐに見つけ出し、最安値を引き出すことができます。
引越し費用が安くなる曜日ランキングのおさらいです。
そして、引越し費用を限界まで節約するための「最安・黄金パターン」は以下の通りです。
引越しを予定している方は、ぜひ今回のランキングとプロの裏ワザを参考にして、賢くお得に引越しを行いましょう!

引越し業界歴23年。現場班長から配車担当、部長まで経験。配車マン時代は「いかに平日の空きトラックを埋めて売上を作るか」に心血を注ぎ、平日希望のお客様には赤字ギリギリの猛烈な値引きを出していた。現在はその経験を活かし、ユーザーが損をしないための情報を発信中。